メッセージ

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イザヤ書　４４章

「イスラエルよ。・・・わたしがあなたを造り上げた。・・・わたしに帰れ。わたしはあなたを贖ったからだ。」
　　　　　　　（イザヤ書　４４：２１、２２）

　主は、イスラエルに、「今、聞け、わたしのヤコブ。」と呼びかけ、彼らに呼びかける主が「イスラエルの王である主、これを贖う方、万軍の主」である、と宣言されます。そして、「イスラエルよ。あなたはわたしのしもべ。わたしがあなたを造り上げた。あなたはわたし自身のしもべだ。イスラエルよ。あなたはわたしに忘れられることがない。わたしは、あなたのそむきの罪を雲のように、あなたの罪をかすみのようにぬぐい去った。わたしに帰れ。わたしはあなたを贖ったからだ。」と言われます。主がどんなに深くイスラエルを愛しておられるかがよくわかります。こう呼びかけて、主は、偶像礼拝の空しさをユーモラスに描き出し、それから、偶像ではなく、永遠の主御自身が、乾いた荒地のようになっていたイスラエルを回復し、川が流れるように潤すと語り、そのお約束が永遠の昔からのものであることを思いださせられます。しかし、イスラエルの荒廃は、彼らの罪の結果でしたから、彼らは大きな顔をして主の御許に帰ることができません。ですから、主は、彼らの罪を贖ってくださいました。それで彼らの罪は処理され、彼らは義しい人として主の御許に帰ることができるのです。その上で、主の御許に帰るように招かれました。そのとき、「あなたはわたしに忘れられることがない。」と言ってくださったのです。何とも言いようのない深い大きな愛です。この愛が、今日、イエス・キリストの贖いに基づいて、私たちに注がれているのです。感謝です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　唄野隆