聖書一日一章メッセージ集


                       使徒 19章

「パウロは御霊の示しにより、マケドニアとアカヤを通った後でエルサレムに行くことにした。そして、『私はそこに行ってから、ローマも見なければならない。』と言った。」

                      (使徒 19:21)

 パウロは第三次伝道旅行で再びエペソを訪ね、そこで、ヨハネのバプテスマを受けただけで聖霊は受けていないという人々に出会い、イエス・キリストの名によってバプテスマを授けると、彼らに聖霊が下りました。罪の悔改めは大事な出発点ですが、聖霊を受け、イエスさまを主とする生活に導かれることが本当の救いなのです。パウロは、会堂に入って福音の弁証につとめましたが、ユダヤ人たちは聞こうとしないので、ツラノの講堂に移り、ユダヤ人にもギリシャ人にも福音を語りました。彼の福音の弁証には力ある業が伴いました。彼の名を使いイエスさまの御名によって悪霊を追い出そうとしたユダヤ人たちは悪霊の反撃を受け、また多くの人々が悔改めてまじないの本を焼くというような出来事が続きました。エペソでのパウロの働きは2年間も続いたので、エペソには立派な教会が育ちました。そのとき、パウロは、御霊の示しにより、マケドニアとアカヤを通った後でエルサレムに行き、それからローマに行く、と言いました。パウロは、主のみこころと一つになり、主の心を自分の心として、この計画を立てたのだ、と思います。その後の彼の行動は、彼の考えた形とは異ったでしょうが、この通りに進みました。全世界、すべての人に福音を伝えるのは主のみこころなのです。それに対してサタンはデメテリオを用いて大騒動を起こさせましたが、パウロを抑えることはできませんでした。

唄野 隆



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