使徒 9章 「こうして教会は、・・・主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進しつづけたので、・・・。」 (使徒 9:31) ステパノのことがきっかけでエルサレムの教会迫害が始まり、多くの信者が追放され、追われて出て行った先々でキリストのことばを宣べ伝え、そのことによって、福音がユダヤ、サマリヤ、さらにはエチオピアまで伝わって行きました。ユダヤ人側では、サウロが、大祭司から、イエス・キリストを信じる者を捕らえてエルサレムに引っ張ってくる権限を与えられ、殺意に燃えて、ダマスコに向かいました。そのサウロにイエスさまご自身が現われ、彼が迫害しているのは復活の主、イエスさまなのだ、と示されました。サウロは目が見えなくなり、飲み食いもしませんでした。主は人の思いを超えた御方です。主は、ダマスコの敬虔な信徒アナニヤに現われ、サウロがアナニヤの按手によって目が開く幻を見ている、と告げられました。迫害者サウロを訪ねて彼の目を開けるなど、アナニヤには考えられない驚くべきことでした。しかし、主のお導きに従ったアナニヤによって、サウロは目が見えるようになり、それどころか、イエスさまを信じ、イエスさまこそキリストだと論証するようになりました。主は真に驚くべき御方です。ステパノ処刑の証人であったサウロがイエスさまこそキリストであることの証人と変えられたのです。「こうして、教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり、築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進しつづけたので、信者の数が増えて、いきました。主はまさに驚くべき御方、ほむべき御方です。
唄野 隆 |