使徒 7章 「聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っているイエスとを見て、・・・。」 (使徒 7:55) ステパノは恵みと力に満ちて、力ある働きをしていましたが、ユダヤ人たちは、ステパノを憎み、彼を議会に引き出しました。ステパノは答えて語りました。“主は、メソポタミヤにいたアブラハムに現われて、カナンの地を彼と彼の子孫に与えるが、彼の子孫は400年、外国で奴隷にされる、と言われた、そのみことばのとおり、彼にイサクが与えられ、その子孫はエジプトで奴隷にされたが、モーセがイスラエルをエジプトから導き出し、この地に導きいれた、荒野では幕屋があったが、ダビデは宮を建てたいと願い、ソロモンが宮を建てた、イスラエルは先祖の時代から主に逆らってきた、ヤコブの子らはヨセフを奴隷に売り、エジプトでもイスラエル人はモーセを退けた、しかし主は、兄弟たちがエジプトに売り飛ばしたヨセフによってイスラエルを救い、モーセが彼らを導き出した、荒野でもイスラエルは偶像に仕えていた、彼らはずっと主に逆らい続けてきたのだ”と述べ、主は世界中どこででもご自身を現わされる、イスラエルは先祖代々主に逆らってきた、と語ったのです。慣習に従っていたイスラエルは怒りと憎しみに満ちて石を投げて彼を殺しましたが、聖霊に満たされ、イエスさまを見ていたステパノは、イエスさまが立ち上がって迎えてくださるのを見、石を投げる者たちのためにとりなしつつ、主の御許に召されました。それを見ていたサウロは後にイエスさまの使徒パウロになりました。お前は何を見ているか、と問われているのを覚えます。
唄野 隆 |