使徒 4章 「彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」 (使徒 4:31) ペテロとヨハネが、イエスさまの御名によって、生まれつき足のきかない人をいやし、イエスさまの復活の話をして、五千人もの人々が信じたことに驚いたユダヤ人の指導者たちは、彼らを捕らえ、翌日、大祭司以下ユダヤの主だった人たちが勢ぞろいして、ペテロとヨハネの裁判を開きました。ペテロは、“病人の癒しは、ユダヤ人たちが十字架につけ、神がよみがえらされたイエスの御名が彼を癒したのだ、家を建てる者が捨てた石が礎の石となったと預言されていたのはこの人のことだ”と語り、「この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられて」いない、と宣言しました。2ヶ月ほど前には、お前もイエスの仲間だ、と言われて、そんな人は知らない、と三度も言い逃れをしようとした臆病者のペテロの変わりように驚嘆しました。聖霊が下るとこのように変えられるのです。弱く罪深い私でも、聖霊は、主の聖徒、キリストの証人と変えることがおできになるのだと信じ、深い感動を覚えます。釈放されたペテロとヨハネは弟子たちのところに帰り、すべてを報告すると、彼等は心を一つにして祈り、主を賛美し、みことばを大胆に語り、いやしやしるしを行わせてください、と祈りました。そのとき、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りました。主が喜ばれたしるしでした。そのとき、彼らは、持ち物をも共有する一致を経験していたのです。
唄野 隆 |