使徒 1章 「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」 (使徒 1:8) 使徒の働きは、「テオピロよ。私は前の書で、イエスが行い始め、教え始められたすべてのことについて書き、お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。」という書き出しで始まります。前の書とは、同じテオピロに宛てて書かれたルカ福音書のことです。イエスさまの誕生から公生涯、十字架の死、復活、昇天まで記録されていますが、それはイエスさまが行い始め教え始められたことだ、と言うのです。このことは、使徒の働きで語ることは、イエスさまが行い続け、教え続けることなのだ、ということを示している、と受け止めました。“イエスさまは、聖霊により、弟子たちを用いて、ご自身の御業を続けられるのだ、その御業は今も続いている、私たちもその御業にあづかることができるのだ、私もその一端に加えてください”と祈りました。それは、人の業ではありません。主の御業です。ですから、私たちは、動き出す前に、まず、静まって祈り、御霊に満たされるのを待つのです。御霊が、臨むとき、私たちが何かをするのではなく、私たちは、力を受けます。そして、自分の身近なところから、地の果てまでも、イエスさまの証人となります。自分でなるのではなく、御霊によってそうされるのだ、と言われています。そのことを信じて、「今、あなたの御前に静まり、祈ります。御霊を満たしてください。」と祈りました。
唄野 隆 |