ヨハネ 13章 「今こそ人の子は栄光を受けました。また、神は人の子によって栄光をお受けになりました。」 (ヨハネ 13:31) イエスさまがエルサレムに入られると、まもなく過ぎ越しの祭りです。祭りの前の過ぎ越しの食卓でのこと、イエスさまは、この世を去って御父の御許に行くべき時が来たことを知って、ご自分の者たちを愛し、その愛を残るところなくお示しになりました。弟子たちの足を洗われたのです。それは奴隷が主人にすることでしたから、ペテロはそれを断りましたが、そうなるともうお前との関係はなくなる、と言われました。では足だけでなく全身すべてをと言うと、水浴した者はすでに全身洗いきよめられているから足だけでよい、と言われました。イエスさまを信じる者は、皆、罪を赦され、洗いきよめられているので、気づいた罪を告白すれば、主はその罪を赦し汚れをきよめてくださる、日々、悔改め、罪を告白して、きよめられる日々を過ごせ、主は愛をもって待ち構えていてくださるのだ、と言われたのです。その後、ユダの裏切りを予告され、ユダが出ていったとき、イエスさまは、「今こそ人の子は栄光を受けました。また、神は人の子によって栄光をお受けになりました。」と言われました。イエスさまは、ユダが大祭司たちのところへ行き、イエスさまを売って、彼らの手に渡すとき、イエスさまは捕らえられ、十字架につけられるが、その死こそ、すべての人の罪を贖い、罪人の救いを完成し、救い主イエスさまの栄光を現わし、神の栄光を現わすものなのだ、と言われたのです。その救いに応える道はただい一つ、互いに愛しあうことだけだ、と示されます。
唄野 隆 |