ヨハネ 11章 「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。」 (ヨハネ 11:4) イエスさまはマリヤとマルタとラザロの兄弟を愛しておられましたが、そのラザロが病に冒されました。姉妹はそのことをイエスさまに伝えました。しかし、イエスさまは、なお二日、動かれませんでした。イエスさまが彼らの所に行かれたとき、ラザロは死んで、葬られ、4日たっていました。イエスさまが来られたことを聞いてマルタは、迎えに出、「もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななくてよかったでしょうに。」と言いました。そのとき、イエスさまは、彼はよみがえる、と言われました。彼女が、「終わりの時に、彼はよみがえることを知っております。」と答えると、イエスさまは、「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。」と言われました。彼女からの知らせを聞いたマリヤも、イエスさまのところに来て、「もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななくてよかったでしょうに。」と言いました。マルタもマリヤもイエスさまを信じていました。病気を癒す力をもっておられることも信じていました。しかし、その信仰は死に至るまで。死を超えるところには至っていませんでした。死の力に支配されたままでした。イエスさまが、霊の憤りを覚えられたのは、それをご覧になったからではないでしょうか。それで、イエスさまは、死に打ち勝つ主であることを示されました。そして、まもなく、御自身の復活によって、その勝利の完成を示されたのです。復活の主を信じ、賛美します。
唄野 隆 |