聖書一日一章メッセージ集


ヨハネ 3章

「神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためです。」

                      (ヨハネ 3:17)

 イエスさまのところに夜、パリサイ人でユダヤ人の指導者であったニコデモが訪ねてきました。パリサイ人の中にもこういう人がいたのです。彼は、イエスさまのなさるしるしを見て、この人は神のもとから来た教師だと知ったと告白しました。イエスさまは「人は、新しく生まれなければ神の国を見ることはできない。」と答えられました。ニコデモは、人は年を取ってから生まれ変わるなどということはできるのか、と聞きました。イエスさまは「人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることはできない。」と重ねて言われました。肉体的に生まれ直すということではなく、イエスさまを信じ霊的に新しい人とされてはじめて、神の国に入ることができるのだ、と言われたのです。それは、この世のことしか見ない人々にとっては、風の行方がわからないように、わからないことですが、風が思いのままに吹くように御霊もはっきりしたお考えをもって私たちを導いてくださいます。その御霊の導きに任せて神のみこころに従うのが私たちの歩みなのです。ここまで語ったヨハネは、そこで示されたことに感動して、語りだします。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちをもつためである。」私たちがこの世の中のことに捕らわれそこで滅びず、神の救いにあづかり、神さまを見上げて歩む人生に歩むために、神は御子を遣わされたのです。感謝です。

唄野 隆



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