今日の聖書一日一章からのメッセージです


2018年3月29日(木曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        箴言 15章

「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。」
             (箴言 15:1)

 この章では、口から出ることばの問題が多く取り上げられています。「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。」から始まり、「知恵のある者の舌は知識をよく用い、愚かな者の口は愚かさを吐き出す。」、「穏やかな舌はいのちの木。偽りの舌はたましいの破滅。」、・・・と続きます。口から出ることばは心の内から出てくるものです。外に出てくることばだけ良くしようとしてもできるものではありません。「心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。」と言われているように、外に出てくるものは内なる世界から自然にあふれ出てくるです。自己中心で自分の思いを通そうとする人は、そうならないと怒りを噴き出します。それぞれの人が自分の思うように事を進めようとするとぶつかり、怒りが行きかうのは自然のなりゆきです。しかし、主をおそれ、主のみこころがなることを求める者たちがともに主を仰ぐところでは、穏やかで知恵あることばが交わされ、交わりが育ちます。自分の思い通りにならないことに出会ったときも、主のみむねはなんだろうかと主のみこころをまず求め、自分をかえりみます。自分の間違いを示されると、その叱責や訓戒をすなおに受け入れます。それが知恵の道です。訓戒を聞かず叱責をはねつけると破滅に至ります。そして、主を恐れる歩みは、「わずかなものを持っていて主を恐れるのは、多くの財産を持っていて恐慌があるのにまさる。」という箴言の真実さを実証します。

                           唄野隆



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