2018年3月26日(月曜日)
堺大浜キリスト教会聖書一日一章
箴言 12章
「訓戒を愛する人は知識を愛する。叱責を憎む者はまぬけ者だ。」
(箴言 12:1)
この章は、「訓戒を愛する人は知識を愛する。叱責を憎む者はまぬけ者だ。」という箴言で始まります。しばらくおいて、「愚か者は自分の道を正しいと思う。しかし、知恵のある者は忠告を聞き入れる。」ということばがそれに応えます。ソクラテスは「自分自身を知れ。」と言いましたが、人はなかなか自分を省みることができません。思うようにできないと自分を卑下し、順境にあると自分はこれでよいと高慢になり、正当に自分を見ることができません。神さまによって神のかたちに創造された自分を大事にし、罪に捕らえられている自分の惨めさを認め、イエスさまが命を捨てて贖ってくださった自分を愛するとき、私たちは、その私を育てるために主が与えてくださる訓戒や叱責、忠告を喜び、主との交わりの成熟に向けて成長することができるのです。へりくだって、主のおことばに耳を傾けよう、と改めて決心しました。この箇所では、他に正しい者と悪者とが対比されていますが、「正しい者は、自分の家畜のいのちに気を配る。悪者のあわれみは残酷である。」と言われているように、正しい者は相手を生かすことを考え、悪者は自分の利益や誇りのために他人を利用しようとします。ひとを生かす者が自分も生かされるのだ、と示されます。また、勤勉と怠慢が対比されます。主に生かされる者は、他の人々の益をはかり、彼らを助けることができるように勤勉に働きます。そして、口から出ることばの恐ろしさとすばらしさも対比されています。ことばは心から出るもの、内から造り変えてください、と祈りました。
唄野隆
|