今日の聖書一日一章からのメッセージです



2018年3月18日(日曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                         箴言 4章

「父は私を教えて言った。『私のことばを心に留め、私の命令を守って、生きよ。』」
              (箴言 4:4)

箴言の知者は「子どもらよ。父の訓戒に聞き従い、悟りを得るように心がけよ。」と語りだしましたが、続けて、その教えは自分も父から聞いた教えなのだと語ります。「私が、私の父には、子であり、私の母にとっては、おとなしいひとりごであったとき、父は私を教えて言った。『私のことばを心に留め、私の命令を守って、生きよ。・・・』」親密な親子の関係が印象的です。そのような親しい交わりの中で、父は子に懇々と、“主のことばを心に留め、それを守れ”と教えます。その教えは、ことばとして聞き、形だけ真似すればよいものではありません。聞いた子が、そのみことばどおり生きてみて、それが真実だと悟り、自らそれを信じ、それを愛し、それに従うようになってはじめて実を結ぶのです。教える親にとっても、それが自分で生きてみて本当だと確信できるようになっていなければ、それを子どもに教えられるものではありません。親が、その親から聞いて自分もそのように生き自分のものとなった信仰を彼の子に教えることによって、その信仰が次の世代に伝わるのです。自分では聞くだけでそれが自分の生活になっていないのにそれをことばだけで子におしつけることが、信仰継承をどれだけ妨げていることでしょう。親が伝えてくれる主のみことばを聞き、それに耳を傾け、それから目を離さず、それを心の内に保ち、それが自分のいのち、また生活となるまで、主を見つめ、主のみことばを生きようと心を定め、御霊のお導きを祈り求めました。

                           唄野隆



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