今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 104

「主よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。」
                     (詩篇 104:24)

詩人は、「わがたましいよ。主をほめたたえよ。わが神、主よ。あなたはまことに偉大な方。・・・あなたは光を衣のように着、天を幕のように広げておられます。」と天地万物の創造者である主を賛美し、「水はあなたに叱られて逃げ、・・・山は上がり、谷は沈みました。」と歌います。このとき大変な天変地異が起こったのかもしれませんが、、この詩人は、自然の破壊的な側面でなく、世界の調和、その中ですべてのものが生かされている喜びを歌いました。「主は泉を谷に送り、山々の間を流れさせ、野のすべての獣に飲ませられます。・・・そのかたわらには空の鳥が住み、・・・地はあなたのみわざの実によって満ち足りています。」と。そこで人もまた喜び楽しむことができるのです。しかし、それぞれのものが喜び楽しむ時と所は限られています。「主は季節のために月を造られました。太陽はその沈むところを知っています。・・・夜には、あらゆる野の獣が動きます。・・・日が上ると、彼らは退いて、自分のねぐらに横になります。人はおのれの仕事に出て行き、夕暮れまでその働きにつきます。」すべてにわたって支配権をもっておられるのは主だけです。私たち人間は主から世界の統治権をゆだねられていますが(創世記1:27)、主権者ではありません。主権者である主をおそれて、世界を管理すべきなのです。主をおそれるところで、「主よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。」と驚き、「あなたが御手を開かれると、彼らは良いもので満たされます。」と喜び、賛美することができるようになるのです。

                            唄野隆



top