今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エステル記 3章

「第一の月、・・・くじが投げられ、くじは第十二の月、すなわちアダルの月に当たった。」
                     (エステル記 3:7)

エステルがアハシュエロス王の王妃とされて後、アハシュエロス王はアガグ人ハメダタの子ハマンを重んじ、彼に最高の地位を与え、家来たちに彼の前ではひざをかがめてひれ伏し敬意を表すように命令しました。人々は皆、彼を見るとひれ伏しましたが、モルデカイは主だけを礼拝するように教えられていたユダヤ人でしたから、ハマンを拝みせんでした。それを見た王の家臣たちは、そのことをハマンに告げ、どうなるかを見ようとしました。モルデカイのことを聞いたハマンは腹を立てましたが、モルデカイ一人を殺すだけでは満足せず、ユダヤ人を皆殺しにしてやろうと考えました。それでハマンはアハシュエロス王に、ユダヤ人は王国の他の民とは違って自分たちだけの特別な法をもっていて、王の命令にも従わないから、滅ぼしましょう、と言いました。王はすべてを彼に任せました。ハマンはユダヤ人絶滅の日を定めるためにくじを投げました。それは第一の月のことでしたが、実行の日は12月13日と決まりました。第一の月の13日に、12月13日にユダヤ人を皆殺しにするという勅令がペルシャ全国に触れ出されました。この1年近い日は、ペルシャ中の人々が主がどんなことをなさるかを見るために、主が置かれた時間ではなかったでしょうか。主は、時に、事をなすのになぜかと思わせるほど長い時間を置かれます。主の再臨まで時間が残されているのも、彼らを救いたいと働かれている主の恵の御業をすべての人々が知るためではないでしょうか。

                      唄野隆



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