今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    ネヘミヤ記 13章

「彼らはこの律法を聞くと、混血の者をみな、イスラエルから取り分けた。」
                    (ネヘミヤ記 13:3)

 ネヘミヤはペルシャの王アルタシャスタからユダの総督に任ぜられ、エルサレムの城壁を建て直し、そこに主を信じる信仰共同体を建てあげました。彼は、そのつとめを全うしてペルシャに帰りましたが、しばらくしてまたエルサレムにやってきました。そして、彼の在任中は主を崇めるようになっていたユダの人々が、信仰の純粋さを失っているのを見出し、ショックを受けました。大祭司はアモン人の有力者トビヤに主の宮の一室を提供しており、レビ人は給料が支給されないので宮を離れていました。民は安息日に商人を引き入れて売り買いし、その地の人々と縁を結び、その子どもたちのうちにはユダヤのことばがわからない者がいるというありさまでした。ユダヤ人は主の民として、何よりも主第一のきよい生活をしなければならなかったのに、自分たちの安全と便利さを優先して、周りの人々と妥協し、信仰的純潔を失ってしまっていたのです。ネヘミヤは、決然として、トビヤを追い出し、レビ人を連れ戻し、彼らの給与を支給し、民に安息日を守らせ、雑婚を禁じました。過激すぎるような行動でしたが、罪に汚れた者を立ち直らせるためには、激しすぎるほどの処置が必要なのです。それは、主のことばを聞きそれに従うことから始まります。外国人との結婚それじたいは許されることであっても、ネヘミヤが直面したこのような事態では純粋さを守ることをまず大事にするべきことを聖書は語ってくれますし、私たちはそう聞いて従うことが大切なのです。

                      唄野隆



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