今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 25章 「ユダの王エホヤキンが捕え移されて三十七年目・・・。」 (2列王記 25:27) ゼデキヤは、バビロンの王ネブカデネザルによってユダの王とされながら、バビロンに反逆し、バビロンに攻め滅ぼされました。エルサレムが包囲され食べる物もなくなったとき、ユダの軍隊は城外へ逃亡し、王ゼデキヤはエリコの草原でバビロン軍に捕えられました。彼の軍隊はみな彼から離れて散ってしまいました。彼は、子どもたちが虐殺されるのを見せられ、目をえぐり出されて、バビロンに連れ去れました。エルサレムは破壊され、町中の宝物は奪い去られ、重要人物は殺されたり捕囚として連れ去られ、貧しい農夫だけが残されました。その残りの人たちを治めるためにゲダルヤが総督に任じられ、彼は良く人々を治めましたが、ユダの王族だったイシュマエルが彼を殺しました。こうしてユダは完全に滅びてしまいました。しかし、バビロンに連れ去られたユダの人々は、そこで偶像礼拝の空しさを見、モーセの律法に立ち返り、主を信じる歩みに立ち返りはじめました。その中からエズラやネヘミヤが現れ、新しいユダヤ人が誕生します。そのことをあらかじめ示すような出来事が、エホヤキンがバビロンに連れ去られて37年目に釈放され、バビロンで名誉が回復されたことでした。エホヤキンはエコニヤとも呼ばれ、彼からサラテルが生まれ、その子がゾロバベルで、イエスさまの父ヨセフに続きます(マタイ1:12)。主は、ダビデの子から救い主を起こすと言われたお約束を忠実に果たされたのです。人は不真実だが、主は御真実だということが明らかにされます。“人ではなく、主を信じて歩め”との御声をお聞きします。 唄野隆 |