今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1列王記 16章 「ヌンの子ヨシュアを通して語られた主のことばのとおりであった。」 (列王記1 16:34) 北王国イスラエルの王家は代々、初代の王ヤロブアムの歩みにならい、主にそむき、偶像をつくり、最後は一家皆殺しにされて滅びるという道を歩みました。ヤロブアムは、イスラエルとユダとが分裂したとき、イスラエルの民がエルサレムの主の宮を慕ってユダに行き、自分は見放されるかも知れないという不安から自分で偶像をつくり、民にそれを拝ませ、彼らを自分のところに引きつけておこうとしました。自分のために神を利用する姿勢でした。主は怒り、ヤロブアム家は皆殺しにされると言われましたが(14:10)、そのとおりになりました(15:29)。ヤロブアム家を滅ぼしてイスラエルの王となったバシャもヤロブアムの道を歩み、主の怒りを招きました。預言者エフーはバシャ家もヤロブアム家と同じように皆殺しにされると預言しました。そのとおり、ジムリが反乱をおこしてバシャ家の者たちを皆殺しにしました。ジムリの後、イスラエルの王位についたオムリは、勢力を貯え、サマリヤの町を建て、シドン人の王の娘イゼベルを息子アハブの妻に迎え、国内的にも、国際的にも、イスラエルの地位を高めました。しかし神にたいしては、それまでの王たち以上にひどい偶像礼拝者でした。彼の息子アハブはさらにひどい偶像礼拝者でした。そういう目に見える世界の流れの中で、エリコ再建を企てた者の子どもたちの死という事件を通して、主の預言どおりに事が運ぶことを、主は示されました(ヨシュア6:26参照)。目に見えないところで働いておられる主の御手を認め、主を崇めることの大切さを示されます。 唄野隆 |