今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1列王記 14章 「ヤロブアムが自分で犯した罪と、彼がイスラエルに犯させた罪のために、主はイスラエルを捨てられるのです。」 (列王記1 14:16) ヤロブアムの子アビヤが病気になりました。彼は主のみころをうかがいたいと思ったようですが、まっすぐに主の助けを求めることができませんでした。罪が妨げたのです。それで、妻を変装させて、預言者アヒヤのもとに遣わしました。しかし主の目はごまかせません。アヒヤを通して、その子の死とヤロブアム家の絶滅、そして彼に従って偶像礼拝に走ったイスラエルの捕囚を告げられました。そのことばのとおり、その子は死に、ヤロブアム家は絶滅し(15:29)、イスラエルは乱れます。しかし、そのイスラエルのために、主はひとりの王を起す、と言われました。厳しいさばきの宣告の奥に、なんとかしてイスラエルを悔い改めに導き、主に従う国としたい、主と親しい交わりに生きる民としたい、という「ねたむほどの」主の愛が感じられます。一方、ユダでも、レハベアム王のもとで、人々は偶像礼拝に走っていました。レハベアムの母がアモン人であったと2度くり返され、アモン人の妻を迎えたソロモンの罪がその源にあったことが示唆されています。罪にたいする主の怒りはエジプトの王シシャクの侵入を許すこととなり、エルサレムの主の宮にソロモンが貯えた宝物は奪われました。そして、イスラエルとユダ、主を捨てた者どうしの間では、不信と争いが続きました。恐ろしいことですが、これが罪のもたらす現実です。主の愛にすなおに応え、みもとに立ち返り、主を信頼し、恐れをもって主を愛する者としていただきたい、と切に願います。 唄野隆 |