今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    2サムエル記 4章

「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。」
                    (2サムエル記 4:9)

サウルの死後、彼の将軍アブネルがサウルの子イシュ・ボシェテを王に立てましたが、その二人が仲たがいしました。アブネルは、イシュ・ボシェテを見限り、ダビデと結んで、ダビデを全イスラエルの王としようとしました。彼は、イスラエルの長老たちと、またサウル家が属するベニヤミン部族ともじかに話しあって、ダビデのもとに行き、ダビデをイスラエルの王とする話をまとめました。しかし、そのことを知ったダビデの軍団長ヨアブがアブネルを呼び戻し、彼を殺しました。その知らせを聞いたイシュ・ボシェテは気力を失い、うろたえました。そういうイシュ・ボシェテを見て、彼の下で略奪隊長であったリモンの子、バアナとレカブがイシュ・ボシェテ政権の前途を見限り、彼を殺し、その首を持って、ダビデのもとに行きました。イシュ・ボシェテの首をお土産にして、ダビデ政権で相当な地位を得たいと考えたのでしょう。しかし、彼らの話を聞いたダビデは彼らを歓迎するどころか、主人を殺した大悪人だと言って、二人を処刑しました。イシュ・ボシェテの首は、先にアブネルを葬っていた墓にアブネルといっしょに、大事に葬りました。ダビデは、自分の利益ではなく、主を恐れ、主にある秩序を重んじる姿勢を示しました。「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。」という告白は、ダビデの生き様の基本的姿勢を示しています。私も、彼にならい、自分の利害でなく、主を恐れ、主を第一に歩もう、と思います。 
  唄野隆



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