今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1サムエル記 11章 「彼らはそこで主の前に和解のいけにえをささげ、サウルとイスラエルのすべての者が、そこで大いに喜んだ。」 (サムエル記1 11:15) サムエルが、主はサウルを選んでイスラエルの王とされたと宣言してしばらく後、アモン人ナハシュが大軍を率いてヤベシュ・ギルアデに攻め上ってきました。ヤベシュの人々はサウルに助けを求めました。そのときサウルに神の霊が下り、彼は、一くびきの牛を切り裂き、それを全イスラエルに送って、「サムエルとサウルに従って出てこない者はこのようにされる。」と伝えました。全イスラエルから33万人が集まりました。主の民イスラエルの王と民の凛々しい姿です。サウルは彼らを率い、夜明けにアモン人の陣営に突入して、彼らをさんざんに打ち破りました。勝利の後、先にサウルが王とされたとき、彼を侮って贈り物をしなかった人々がいたことを問題にし、彼らを殺してしまおう、と言う人々が出てきました。しかしサウルは、「きょうは人を殺してはならない。きょう、主がイスラエルを救ってくださったのだから。」と言いました。ここでも彼は立派な王としての姿を見せています。それから人々はギルガルへ行ってサウルを王としました。「主の前に和解のいけにえをささげて、サウルとイスラエルのすべての者が、そこで大いに喜んだ。」と記されています。しかし、罪のいけにえと全焼のいけにえはささげられていません。自分の罪を悔い改め、主にすべてをささげて、それからお互いの関わりを喜ぶのが主の民の歩みです。罪の悔い改めが欠け、主への献身が不十分なサウルとイスラエルの歩みの先行きに不安を覚えるのは間違いでしょうか。 唄野隆 |