今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   1サムエル記 10章

「主が、ご自身のものである民の君主として、あなたに油をそそがれたではありませんか。」
                   (サムエル記1 10:1)

サムエルは、ソウルといっしょに来た若い者を先にやらせ、二人だけになったとき、サウルの頭に油を注いで、彼に、主がサウルをイスラエルの王とされたことを告げました。そして、サウルが、ラケルの墓のそばで二人の人に会ってロバが見つかったと聞くこと、ベテルで三人の人と会いパンを二つもらうこと、ギブアで預言者の一団と会ってサウル自身が預言すること、という三つしるしが起こることを告げました。そのしるしはすべてその日のうちに起こり、ギブアでソウルは神の霊を受け、預言しました。サウルが家に帰ると、おじが、どこへ行って何をしていたのかと聞きました。サウルは、ろばを探しに行ったこと、サムエルに会ったことを告げましたが、イスラエルの王としてサムエルに油を注がれたことは黙っていました。サムエルは、ミツパにイスラエルの民を集め、くじによって、サウルを選び出し、主がサウルをイスラエルの王とされた、と宣言しました。そのとき、サウルは荷物の間に身を隠していましたが、人々は彼を連れ出し、彼はイスラエルの誰よりも肩より上だけ高い雄姿をあらわしました。イスラエルは喚声をあげて彼を王としましたが、従おうとはしない人々もいました。しかしサウルは彼らを非難せず、黙っていました。このことはサウルの謙遜さを示すもののようですが、人の目にどう写るかを意識する自己中心性も見え隠れしているようです。人目を気にせず、ただ主だけを見上げる純真を与えていただきたい、と思いました。

唄野隆



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