今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    1サムエル記 8章

「彼らのした事といえば、わたしを捨て、ほかの神々に仕えたことだった。そのように彼らは、あなたにもしているのだ。」
                    (サムエル記1 8:8)

サムエルは信仰深く献身的なさばきつかさでしたが、その子どもたちは父のようではありませんでした。サムエルは二人の子どもたちをイスラエルのさばきつかさに任命しましたが、彼らは、父を離れ、利得を求め、わいろを取り、正しいさばきをしませんでした。そのことを理由にして、イスラエルの長老たちは、自分たちにも、他の国々と同じように王を立ててほしいとサムエルに言ってきました。サムエルは、怒って彼らを追い返すのではなく、主に祈りました。そのとき、主は、「この民があなたに言うとおりに、民の声を聞き入れよ。それはあなたを退けたのではなく、彼らを治めているこのわたしを退けたのであるから。」と言われました。一生懸命イスラエルのために働いているのに、彼らに背かれるサムエルを慰め、“イスラエルはずっと主を捨て、他の神々に目を向けてきた、その本性がサムエルにたいする要求の奥に隠れているのだ”と主は、イスラエルの反逆に悩まされつづけてきたご自身の悲しみをサムエル洩らされました。サムエルは、自分たちの力を強め、自分たちの名を上げようとして王を立てるなら、その王は今度は逆に、国民を自分のために利用し、国民は王の奴隷にされる、と警告はしましたが、主のお示しに従い、民の求めに応じて王を立てることにしました。民は実際に経験してはじめて、自分の間違いに気がつくことを主によって知ったのです。でも経験して間違いに気づくよりも、すなおにみことばに従う者でありたいと思います。

唄野隆



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