今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    1サムエル記 5章

「アシュドデの人たちが、翌日、朝早く起きてみると、ダゴンは主の箱の前に、地にうつぶせになって、倒れていた。」
                    (サムエル記1 5:3)

 ペリシテ人は、神の箱がイスラエルの陣営に到着したとき、非常に恐れました。主が多くの力あるみ業によってエジプトを打ち、カナンの王たちを滅ぼされたことを知っていたからです。それで、死に物狂いになってイスラエルと戦い、大勝利をおさめ、神の箱まで手にいれてしまいました。それで、自分たちの神ダゴンがイスラエルの神に勝ったと思って、神の箱を自分たちの神ダゴンの宮に運びこみました。ところが翌朝、ダゴンは神の箱の前にひれ伏し、倒れていました。それをもとのままになおすと、次の日の朝には、ダゴンは頭と手とを切り離されて、神の箱の前にうつぶせに倒れているのが見つかりました。主はイスラエルの主であるだけでなく、世界中どこででも恐れられ尊ばれなければならない御方であることが示されたのです。さらに、主はアシュドデの人たちを腫れ物で打たれました。ペリシテ人は神の箱をガテ、次にエクロンにまわしましたが、どこでも、同じでした。こういう事態を目の前にしてペリシテ人の領主たちが集まり、相談しました。彼らは「イスラエルの神の箱を送って、もとのところに戻っていただきましょう。私たちと、この民とを殺すことがないように。」と言いました。イスラエルは神の箱を利用して勝利を得ようとし、ペリシテ人は自分たちが勝利し神の箱を奪ったと思いましたが、主はご自身が主であることを示し、ご自分でご自身の選んだ所へ帰ることのできる御方であることを示されたのです。主は崇むべき御方です。
 
唄野隆



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