今日の聖書一日一章からのメッセージです



2021年10月1日(金曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     イザヤ書 47章

「あなたは『いつまでも女王でいよう』と考えて、これらのことを心に留めず、自分の終わりのことを思うことさえしなかった。」
          (イザヤ書 47:7)

 カルデヤ人の娘の姿に託したバビロン破滅の預言です。カルデヤ人の娘が王座から地に引きおろされ、粉引き女のように辱められ、裸にされる、バビロンは世界最強の力また最高の文化をもつ大帝国という装いを取り去られ、滅ぼされてしまう、と言うのです。主がイスラエルの罪をさばくためにバビロンを用いられたのに、彼らは、自分たちがすぐれており力を持っているからイスラエルを滅ぼしたのだと思い上がり、イスラエルをあわれまず、イスラエルをひどく取り扱ったから、その報いがバビロンに臨む、というのです。彼らの問題は、「いつまでも女王でいよう」、「私だけは特別だ」と思い上がる高慢、自分の中の悪を見ても「私を見ている者はいない」と言い張る自己欺瞞でした。自分の世界に閉じこもり、自分を誇り、自分を守ろうとするとき、私たちも同じ道を歩むことになります。大事なのは、自分の本当の姿を知り、その終着点を見て、主を仰ぐことです。昔、ある先生が、終着点から見る視点の大切さを語ってくださったことがありましたが、自分の人生を考えるとき、その出発点と終着点とをしっかり見据える者でありたいと思います。私たちは、神のかたちに創造されたのに、罪に捕らわれ、死で終わる人生を歩んでいるのです。このままでは滅びで終ります。しかし、イエスさまを信じるなら、イエスさまとともによみがえり、イエスさまとともに住む御国という終着駅が備えられています。このことを確認し、「主を信じます」と祈りました。
                          唄野隆



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