今日の聖書一日一章からのメッセージです


2021年8月29日(日曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     イザヤ書 14章

「まことに、主はヤコブをあわれみ、再びイスラエルを選んで、彼らを自分たちの土地に憩わせる。」
          (イザヤ書 14:1)
 
 13章はバビロンに下るさばきの預言でしたが、14章でもバビロンにたいする嘲りの歌が歌われます。その真ん中にヤコブの家、イスラエルの救いが告げられます。ユダを滅ぼしたバビロンが滅ぼされるとき、イスラエルは回復され、主からの譲りの地で憩いを得るのです。ただ主の憐れみと選びのゆえでした。主は彼らを愛しご自身の民として選ばれたのです。そこには在留異国人も加わり、ともに主の救いを楽しみます。福音の広がりが示唆されていますが、このときはまだ、イスラエルは異国人を支配する形で救いを喜ぶ、と語られています。しかし、イエスさまが再び来られるときは諸国の民が主の御前で喜び楽しみます(黙21:24,26)。私たちはその時を待ち望んでいます。バビロンが滅ぼされたのは、彼らが、自分たちを神と等しいものとする高慢に陥ったからです。古来、12節以下の明けの明星はサタンを示しており、サタンは天使たちの長であったが、高慢になって神と等しくなろうとしたから地獄に落とされた、という理解が受け継がれてきています。神と等しくなろうとしたバビロンはさばかれ、すでに滅ぼされた者たちとおなじように、力なく、よみに横たわり、そのすべての栄光と業は忘れ去られます。人の目に映る力や富は永遠的な価値をもたず本当の頼りにはならないことをしっかりと心に留めたいと思います。アッシリヤとペリシテにたいするさばきもイスラエルの救いのためであることを覚え、御名を崇めます。
                          唄野隆



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