今日の聖書一日一章からのメッセージです


2021年9月24日(金曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     イザヤ書 40章

「シオンに良い知らせを伝える者よ、高い山に登れ。エルサレムに良い知らせを伝える者よ、力の限り声をあげよ。声をあげよ。恐れるな。ユダの町々に言え。『見よ、あなたがたの神を。』」
          (イザヤ書 40:9)

 この章からイザヤ書の論調はがらりと変わります。今までのさばきの宣告が、さばきは終わり救いが与えられるという喜びに満ちたメッセージに変わります。「慰めよ、慰めよ、わたしの民を」、「『叫べ』と言う者の声がする」、さらに「シオンに良い知らせを伝える者よ、・・・力の限り声をあげよ」と三重の呼びかけをもって、イザヤは、主の民に、さばきの苦しみは終わり、罪咎は償われ、神にいたる大路が開け、主が来られることを伝えます。すばらしい喜びの宣言です。彼は、「見よ、あなたがたの神を」と呼びかけ、神の恵み深い養いを伝えます。そして、天地万物を創造し支配しておられる神の偉大さ、知恵、配慮の深さ細やかさを告げ、偶像の空しさ、人のはかなさを示し、創造主の偉大さを思い起こさせます。イザヤの感動が伝わってくる賛美に満ちた預言です。そして、「ヤコブよ、なぜ言うのか。イスラエルよ、なぜ言い張るのか。『私の道は主に隠れ、私の訴えは私の神に見過ごされている』と」と、主の民の盲目、また頑なさを責め、「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる」と語ります。不信感を持つ自己中心的な目には主の御業は見えませんが、信じて主を待ち望む者は主の愛の御手を見て、力強く歩むことができるのです。「私に信仰を与え、心の目を開いてください。私はあなたを待ち望みます」と祈りました。
                          唄野隆



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