今日の聖書一日一章からのメッセージです



2021年9月15日(水曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     イザヤ書 31章

「帰れ、イスラエルの子らよ。あなたがたが反行を強めているその方のもとに。」
          (イザヤ書 31:6)

 この章は「ああ」で始まる5番目の預言です。30章に続き、アッシリヤの侵入に対し、助けを求めてエジプトと同盟を結ぼうとしたユダの指導者たちを責める預言です。彼らはエジプトの馬、つまりその武力に頼り、イスラエルの聖なる方に目も向けなかったのです。イザヤは、エジプトの武力はどんなに強大に見えようとも、エジプト人は人間であって神ではない、彼らの馬も、肉であって霊ではない、主が打たれると、助ける者も、助けられる者もともに倒れ、ともに滅びる、と宣告し、そのような主を信じない者たちを主ご自身が攻めて滅ぼされる、と宣言しました。そして、主は強い、ライオンが獲物に向かって吼えるときは、羊飼いが皆、集まってきてもライオンに立ち向かえない、と語り、「その(ライオンの)ように万軍の主は下ってきて、シオンの山とその丘の上で戦う」とイザヤは語りました。しかし不思議なことに、続けてすぐ「万軍の主は、舞い飛ぶ鳥のように、エルサレムを守る。これを守って救い出し、これを助けて解放する」と告げました。滅ぼすのか救うのか、どうなっているのか、と思えます。しかし、主がエルサレムを打ち不信のユダの指導者をさばかれるその時は、エルサレムの残された者たちの救いの時でもあるのです。主は、彼らを、飛びかける鳥のように救われます。私たちが主の前に自分の罪を告白しひれ伏したときが主の救いの時であったことを思い出します。「帰れ、イスラエルの子らよ。あなたがたが反抗を強めているその方のもとに」というみことばを感謝して聞き「ハイ。」とお応えしました。
                          唄野隆



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