今日の聖書一日一章からのメッセージです




2021年9月11日(土曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     イザヤ書 27章

「イスラエルの子らよ。あなたがたは一人ひとり拾い上げられる。」
      (イザヤ書 27:12)

 「その日、主は、鋭い大きな剣で、逃げ惑う蛇レビヤタンを、曲がりくねる蛇レビヤタンを罰し、海にいる竜を殺される」という歌いだしではじまります。レビヤタンと竜はアッシリヤやバビロン、エジプトを指しています。その日には、全世界がさばかれるのです。しかし、その日、主は、“「麗しいぶどう畑」イスラエル」を見守り、だれもそれをそこなわないように見守る、と言われます。主は主の民を救い、守られるのです。しかし、それはイスラエルが正しかったからではありません。彼らは罪を犯しました。さばきを免れることはできません。ですから、今ではなく、「時が来れば、ヤコブは根を張り、イスラエルは芽を出し、花を咲かせ、世界の表を実で満たす」と言われるのです。イスラエルはさばかれ、そして救われます。城壁のある町がひとり放って置かれ、荒野のようになる、そのさばきを経て、彼らは悔い改めに導かれ、主は彼らの不義を赦し、彼らは偶像を焼いて灰にしてしまう、そして、彼らは、そのとき全世界を襲う厳しいさばきの中から、ひとりひとり大切に拾い上げられるように救い出される、彼らが散らされて行ったアッシリヤやエジプトの地からも集められて、エルサレムの聖なる山で主を礼拝するようになる、のです。この救いは私たちにも及びます。イエスさまによって私たちの罪が贖われ、私たちの古い性質がイエスさまとともに十字架の上で処理され、私たちが偶像を捨て、ただ主だけに目を向けるとき、主は私たちのたましいを大事に両手にすくい上げるようにして救い出してくださるのです。
                          唄野隆



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