聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与え る。」 (ゼパニヤ3:17)

今日のゼパニヤ書3章では、間もなく来ようとしている神様の裁きとその後にやって来る、神の民の回復の時の祝福の様子が預言されています。
1節から5節では、エルサレムの上に間もなく裁きがやって来ようとしていることが預言されています。
3節から4節ではエルサレムの指導者たちが相応しい役割を果たしていないことが指摘されています。3節の前半は王様や王族の者たちの、後半は裁判官や高い地位にある役人たちの貪欲さを象徴的に語っているようです。
6節ではやがて世界中の国々に神様の裁きが下ること、7節から8節では、神の民はそういう中で、特別扱いを受けることが預言されています。
9節以降は、その神の民の回復の時の様子についての預言です。10節の「クシュ」、今日のエチオピアは、当時のユダヤ人にとっての南の端を意味していましたので、「クシュの川の向こうから」とは地の果てから、というようなことを意味しているようです。
8節から10節で預言されているように、やがて全世界の人々が主を礼拝するようになるのです。今は主を信じている者は人数も少なく、その歩みも弱々しいものに見えることがあるかも知れませんが、主を信じ、主に従う歩みこそが、永遠の祝福へとつながって行く確かな歩みなのです。
11節や15節では完全な赦しが与えられることが預言されています。私たちは数々の過ちを犯して来ましたし、これからも犯す者ですが、しかし、その全ての罪が完全に赦され、神様の前に全く罪のない者として出ることができるのです。自分の罪を知らされる度に、この罪も赦されている、この罪もまた赦されていると、イエス様の十字架による赦しに目を向け、主の恵みにますます感謝をする者とならせていただきましょう。

中谷建晴



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