聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会
聖書一日一章

「これが、安らかに過ごし、心の中で、『私だけは特別だ。』と言った
あのおごった町なのか。」 (ゼパニヤ2:15)

今日のゼパニヤ書2章では、南ユダ王国に神様の裁きが間もなく下されようとしていること、また、やがて、イスラエルの国が回復される時、今度は周りの国々に厳しい神様の裁きが下ることが預言されています。
1節から3節は南ユダ王国に対する最後の呼びかけです。1節から2節では、神様の裁きが間近に迫っていることが、また3節では悔い改めが具体的な行いの中に実を結ぶべきものであることが示唆されています。
4節から7節は南ユダ王国の西側、地中海沿岸に住むペリシテ人に対する神様の裁きの宣告です。5節のケレテ人はペリシテ人の別名です。5節から6節では、人々が沢山住んでいる場所が、神様の裁きを受けた結果、閑散とさびれた所になることが預言されています。
7節ではユダヤ人たちが神様の裁きを受けた後、回復され、パレスチナの地に戻ることが許され、ペリシテ人に取って代わってその地域に住むようになることが預言されています。
また、8節や9節では、南ユダ王国の東側に住むモアブ人、アモン人が裁きを受けることが預言され、10節では、それがイスラエルの民とその神様をあなどったためである、ということが言われています。
12節ではクシュ人、すなわち現在のエチオピア人に対する裁きが、13節から15節では、かつて圧倒的な力を誇ったアッシリヤとその都ニネベに対する裁きが預言されています。特にニネベが、その絶頂期に自分だけは特別だと言っていたその傲慢が指摘されています。
私たちも、自分は特別だ、他の人とは違う、と思い、自分の判断、自分の物の見方を絶対としてしまうというニネベの人々と同じような傲慢に陥ってしまっているようなことはないでしょうか。自分が赦された罪人であることを忘れることなく、いつも神様と人の前にへりくだる者、そうして神様の豊かな祝福に与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴



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