聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ゼパニヤ書 3章

「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。」
                    (ゼパニヤ書 3:17)

この章の初めの部分は、前の章に続くイスラエルの指導者たちの罪の指摘とそのさばきの宣告です。首長たちは暴虐を行い、預言者たちは主のことばを語るべき使命を裏切りずうずうしく自分を主張し、祭司たちは主の聖なるものを汚し律法を犯していました。彼等は、2章で取りあげられた諸国の民とともに、主のさばきを受けます。しかし、それはきよめのための懲らしめなのです。ですから、主は、「あなたはただわたしを恐れ、懲らしめを受けよ。」と言われるのです。人は自分中心で、自分の利益を求め、自分の名誉を守ろうとします。そこで争いが生じます。しかし、主の懲らしめを受け、自己主張の虚しさを知り、へりくだって自分を頼らず、ただ主の御名に身を避けるようにされた民は、皆、主を求めて集ってきます。遠いクシュの国からさえも贈り物を持って主のみもとにやってきます。その集いには、高ぶる者はいません。不正や偽りは見られません。平和で、脅威はどこにもありません。喜びに満ち溢れます。何よりも素晴らしいのは、主がそこに集う主の民からさばきを取り除き、彼らを告訴する敵サタンを追い払い、彼らの中に主ご自身がいてくださることです。それだけでなく、主が彼らを喜び楽しみ、平安を与え、彼らのことを喜び歌われるのです。何と言う素晴らしい祝福でしょうか。今は、私たちには苦しみがあります。しかし、そこから主は私たちを救い、私たちを苦しめた敵を罰し、私たちをこの祝福に導きいれてくださるのです。私も、その時のことを思って、喜び叫び、頭を上げて主を賛美します。

                             唄野隆



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