聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「主が出て来られる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。」
(ゼカリヤ14:3)

今日のゼカリヤ書14章では、世の終わりに、救い主、キリスト、が再び来られる時に起こる出来事が予言されています。
2節では、エルサレムの町が散々な目に会うこと、3節から5節では、しかし、その真っ最中に救い主がやって来て、天変地異を引き起こし、エルサレムの人々の逃げ道を作られることが予言されています。
また、12節から13節では、エルサレムを攻撃していた敵が奇跡的な方法によって滅ぼされることが予言されています。
6節から11節では、その救い主、キリスト、が来られるということは、滅ぼされようとしていたエルサレムの町が、そのおかげで、滅びから救われるということだけではなく、新しい時代が来ることを意味することが言われています。6節から7節では、光がなくなるという天変地異を伴う徹底した反撃の後、新しい時代が来ることが言われているようです。
10節ではエルサレムの周りの地域が低くなって、エルサレムだけがくっきりと高くそびえるようになることが予言されているようです。
14節の1行目は「ユダもエルサレムで戦い」と訳することもできますし、その方が意味が通るか、と思われます。
20節に出て来る『主への聖なるもの』という言葉は祭司のかぶり物につける金の札に彫られていた文字で、かぶり物の形が鈴に似ているところから、このようなことが言われているようです。そして、この表現は、全てのものが清められ、神様のものとされるということを象徴的に語っているようです。人が今持っているものは、一時的に委ねられているだけのものなのです。ですから、他の人が何を持っているか、自分は何を持っていないか、ということに捕らわれる必要は何もないのです。

 中谷建晴



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