聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「その日、彼らのうちのよろめき倒れた者もダビデのようになり、」
(ゼカリヤ12:8)

今日のゼカリヤ書12章からは、救い主がもたらして下さる最終的な勝利と神の民の心からの悔い改めが預言されています。
2節から6節では、エルサレムを餌食にしようと集まった国々の民が、最後の最後になって一気に滅ぼされることが預言されています。昨日の11章では、イスラエルの人々が、救い主を拒絶し、それがために自らに滅びを招くことが預言されていたわけですが、真のイスラエル、神の民の場合には、最後の最後に神様が救って下さるというのです。ですから、どんなに絶望的な状況であっても、私たちは絶望することはないのです。
7節では、主の救いの日には、神の民の間には身分の高い低いや、優劣がすっかりなくなってしまうことが、8節ではより積極的に、弱い者も最強の戦士であったダビデのようにされることが預言されています。私たち自身は無力な者ですが、神様が力を与えて下さる時に、主を力強く証しする者となることができるのです。
10節から14節では、主の救いの日、御霊が注がれる時に、全ての神の民が真実な悔い改めに導かれることが預言されています。11節のハダデ・リモンは恐らくはヨシヤ王が戦死した戦場の近くの町で、この町の名前はヨシヤ王の戦死を知った南ユダの国中の人が嘆き悲しんだという出来事を思い起こさせるものだったのではないか、と考えられます。
御霊が語って下さる時、10節で言われているように、他ならぬ自分の罪のためにイエス様が十字架について下さった、自分がイエス様を十字架につけたということを認め、心から悔い改めることができるように導いていただけるのです。まだ真実な悔い改めに至っていない愛する方の上に、また自分自身の上に御霊が注がれるように祈り求めてまいりましょう。

 中谷建晴



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