聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ゼカリヤ書 14章 「主は地のすべての王となられる。その日には、主はただひとり、御名もただ一つとなる。」 (ゼカリヤ書 14:9) 「見よ。主の日が来る。」ということばで始まります。その日は大艱難の日です。世界のすべての国々が集められてエルサレムに攻め寄せ、町は攻め取られ、家々は略奪され、婦女は犯され、民は捕囚として連れ去られます。しかし残される者もいます。その大艱難のただ中に主が現れ、敵と戦われます。苦しみの中にこそ主が現れてくださるのです。主はエルサレムの東のオリーヴ山の上に立たれます。すると山は二つに分かれ、東西に谷ができ、人々は逃げ出します。エルサレムから湧き水があふれ出て東の死海と西の地中海に流れ出ます。天変地異で、光も寒さも霜もなく、夕暮れ時にも光がある日、となります。エルサレムに攻め寄せた軍勢の肉は腐り、大恐慌が起こり、同士討ちをはじめます。そのとき、「主は地のすべての王となられる。その日には、主はただひとり、御名もただ一つとなる。」のです。エルサレムに残された民は主を礼拝します。エルサレムに攻めてきた民のうちの残った者も、皆、毎年、万軍の主である王を礼拝するようになります。主を礼拝しない者の上には雨が降らず災いが下ります。すべてのものは主を礼拝するためのものに変えられます。軍馬は主への奉納物を運ぶ馬となります。主の宮の中の鍋だけでなく、エルサレム中の鍋はすべてささげものを煮る聖なる鍋となります。そこでは、他人を利用して利益を得る商人は一人もいなくなります。すべての者がただ主を崇めて歩みます。すばらしい救いの日です。この日を切に求めます。 唄野隆 |