聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    ゼカリヤ書 13章

「彼らはわたしの名を呼び、わたしは彼らに答える。わたしは、『これはわたしの民。』と言い、彼らは『主は私の神。』と言う。」
                    (ゼカリヤ書 13:9)

12章で、“その日、エルサレムは敵の大軍に攻め寄せられるが、彼等は焼き尽くされ、エルサレムは残り、自分たちが突き刺した御方を仰いで嘆く”と語られた主は、13章で、「その日、ダビデの家とエルサレムの住民のために、罪とけがれをきよめる一つの泉が開かれる」と語られます。そして、“彼等は偶像礼拝からきよめられ、偶像の預言者が見つけ出されるとその親が彼を刺し殺す、親は子のためなら自分の命を捨てるものなのに、その親が子を刺し殺すほど偶像礼拝は憎まれるようになる”と言われます。かつて偶像礼拝者であった者はそれをひた隠しに隠そうとするほど、偶像礼拝は恥ずべきこととなります。続いて、主は、「牧者を打ち殺せ、そうすれば羊は散って行き、わたしは、この手を子どもたちに向ける。」と告げられます。11章では、無能で自己中心の愚かな牧者が打たれることが語られていましたが、ここでは、主の仲間である牧者を打て、と言われます。この牧者のことを、後に、イエスさまは御自分に当てはめられました(マタイ26:31。しかし、それも主の民の救いのためです。主は何としても主の民を救いたいのです。救いを受け取るのは必ずしも全てではなく、多くの者は滅ぼされ、残された者たちが火を通精錬されて、主のものとされます。彼らは主の名を呼び、主は彼らに答え、彼らを「わたしの民」と呼ばれます。彼らは「主は私の神」と告白します。彼らは、主を親しく知り、主を心から喜ぶ恵みに入れられるのです。

唄野隆



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