聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ゼカリヤ書 10章 「万軍の主はご自分の群れであるユダの家を訪れ、彼らを戦場のすばらしい馬のようにされる。」 (ゼカリヤ書 10:3) ゼカリヤは、ここで、「後の雨の時に、主に雨を求めよ。」と呼びかけ、「主はいなびかりを造り、大雨を人々に与え、野の草をすべての人に下さる。」と主のお答えを保証します。“雨季の時の雨のように普通に起こることでも、雨季に旱魃が襲うような異常なときでも、すべて主に願え、主はみこころにかなうことであれば、なんでもその求めに答えられる”というのです。苦しい時の神頼みではなく、日常生活すべてに主の御支配を認めて、何でも主に求め、すべてのよきものを主の恵みとして受けることが大切です。ところが、イスラエルやユダの者たちは、主を無視し、自分勝手な歩みを続けながら、困ったときには、自分たちの願いを聞いてくれそうな偶像に助けを求めました。テラフィムや占い師、夢見る者に頼ったのです。そんな願いが聞かれるはずはありません。主はそういう間違いだらけの指導者たちをさばかれます。そういうまやかしの指導者ではなく、主ご自身に頼ることが、勝利の道です。主は、主ご自身に頼る者と共にいまし、彼が無力であっても彼を強くし、どんな敵にも勝たせてくださるのです。「万軍の主はご自分の群れであるユダの家を訪れ、彼らを戦場のすばらしい馬のようにされる。」と言われ、彼らが罪を犯して散らされていても、主は、彼らを贖い、散らされた先々から集め、彼等は帰ってきて、地にあふれ、敵を打つ、と語られました。主を信頼しぬくとき、主は私たちにも力を与え、大きな事を成し遂げさせてくださるのです。 唄野隆 |