聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ゼカリヤ書 6章

「もし、あなた方が、あなた方の神、主の御声に、ほんとうに、聞き従うなら、そのようになる。」
                    (ゼカリヤ書 6:15)

主がゼカリヤに見せられた八つの幻の最後の幻は、青銅の山の間から、赤い馬、黒い馬、白い馬、まだら毛の強い馬に引かれた4台の戦車が出てくる幻でした。ゼカリヤが「これは何ですか。」と問うと、御使いが、「全地の主の前に立って後、天の四方へ出て行くものだ。・・・見よ。北の地へ出て行ったものを。それらは北の地で、わたしの怒りを静める。」と言われました。北の地とは、バビロンやペルシャなど偶像を拝み、不正な商売で富を築き、暴力をもって世界を征服した国々の地域です。主がそういう国々をさばき、怒りを静められるのです。しかし、その地域になお残っていたユダヤ人の中の豊かな人たち、ヘルダイ、トビヤ、エダヤが大きなささげものを持ってきたので、それを受け取り、ゼパニヤの子ヨシヤの家に行き、金の冠を作って、それを大祭司ヨシュアの頭にかぶらせよ、と命じられました。そして、“それは、やがて現れる若枝のためだ、彼は神殿を建て直し、身に尊厳を帯び、王座に着いて支配する、そのかたわらに一人の祭司がいて、このふたりの間に一致がある”と告げられます。この預言はイエスさまにおいて完全に成就しました。イエスさまこそ、ダビデの若枝(イザヤ6:2)であり、王の王(1テモテ6:15)、大祭司なる御方です(ヘブル3:1)。このお方の下でイスラエルは完全な回復を経験し、外国人まで協力して神殿を建て直すようになるのです。ただ、彼らがほんとうに主の御声に聞き従うところでそうなるのです。

                           唄野隆



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