聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ゼカリヤ書 4章 「これはゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。」 (ゼカリヤ書 4:6) ゼカリヤは、今度は金の燭台の幻を見せられます。全体が金でできており、上部に鉢があり、その鉢の中に七つのともしび皿があって、そのともしび皿一つ一つに管があり、そこに、この燭台の左右両側に立っている2本のオリーヴの木から油が注がれている、という幻でした。ゼカリヤがこれらは何ですか、と御使いに問うと、御使いは、「これはゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。」と答えてくれました。総督ゼルバベルに率いられて捕囚から帰ってきた民は、エルサレムで神殿再建をはじめました。そのとき、主は、人間の権力や能力によらず、ただ主の霊によって、この業を進めるように導かれたのです。ゼルバベルは、人間的な富や権力に頼らず、ただ主を信頼して、「恵みあれ。これに恵みあれ。」と叫びながらかしら石を運び出すのです。これこそ信仰者の歩みです。そのはじめは、人の目にはいとも小さく、軽蔑を招くようなものであるかもしれません。しかし、主はしっかりとそれに目を留めてくださっているのです。私たちも、主を信頼し、主の名により、主の御霊によって事をなす者でありたい、と思います。この燭台の傍らに立つ二本のオリーヴの木は何ですか、というゼカリヤの問いには、「これは全地の主のそばに立つ、ふたりの油注がれた者だ。」と答えられました。彼らの証が主の光を輝き続けさせるのです。私たちも主の証人です。御霊によって主を証するのです。 唄野隆 |