聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ゼカリヤ書 3章 「見よ。わたしは、あなたの不義を除いた。あなたに礼服を着せよう。」 (ゼカリヤ書 3:4) ゼカリヤの見た次の幻は、御使いの前に立っている大祭司ヨシュアとサタンの幻でした。ヨシュアは汚れた服を着て御使いの前に立っていました。大祭司は、民を代表して主の前に出るのですから、きよくなければなりません。しかしヨシュアは汚れた服を着て御使いの前に立っていました。国が滅び、捕囚の地で汚れた生活をしたユダの捕囚民の姿を象徴するような姿でした。サタンはそのヨシュアを攻撃しました。しかし、主は、サタンをとがめ、ヨシュアの汚れた服を脱がせ、「見よ。わたしは、あなたの不義を除いた。あなたに礼服を着せよう。」と言われました。それを聞いて感動したゼカリヤは、「彼の頭に、きよいターバンをかぶらせければなりません。」と叫びました。ヨシュアにはきよいターバンときよい衣が着せられました。主の使いは、ヨシュアをさとし、「もし、あなたがわたしの道に歩み、わたしの戒めを守るなら、あなたはまた、わたしの宮を治め、わたしの庭を守るようになる。わたしは、あなたをこれらの立っている者たちの間で、宮に出入りするものとする。」と言いました。大祭司ヨシュアには欠けたところがあり、民は彼に不満があったようです。しかし主は、そのヨシュアをさばくのではなく、建て上げるように導かれました。私たちも、指導者に対して、このような態度をもって接することが大切だ、と示されます。そのような歩みが、「互いに自分の友を、ぶどうの木の下と、いちじくの木の下に招きあう」豊かな交わりを生み出すのです。私たちの教会の交わりがそのような交わりとなるように願います。 唄野隆 |