聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ゼカリヤ書 2章 「見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。」 (ゼカリヤ書 2:10) ゼカリヤは、一人の人が測り綱をもってエルサレムの町の測量に出かける幻を見ました。ところが、もうひとりの御使いが彼を追いかけ、「エルサレムは、その中の多くの人と家畜のため、城壁のない町とされよう。しかし、わたしが、それを取り巻く火の城壁となる。・・・わたしがその中の栄光となる。」と言われる主のみことばを伝えました。城壁で囲み武力によって自分を守るのが当時の世界のありようでした。今日でも、武力で自分の国を守ろうとする国が大多数です。しかし、それは、いつも、もっと強い国に攻められる不安につきまとわれる道です。主を信頼し回りの人々とも信頼関係を育てていくのが平和の道なのです。主は、イスラエルを愛し、彼らが主を信頼し、他の民とも信頼関係を育て、平和に過ごす道に導きたかったのです。主は彼らを愛しておられました。主は、“シオンで主の民を祝福するから、そこに逃れよ、イスラエルは主にとって瞳のような大事な存在だ、主はイスラエルを本当に大事に守っておられるのだ”と言われました。この愛が、今日、私たちにも注がれているのです。私たちも、自分が主にとって瞳のように大切な者なのだとはっきり確認したいものです。それが、私たちをしっかり生かす確かな根拠となります。その主の愛はイスラエルだけに止まるものではありません。そこに多くの国々の民が集まってきて大きな群れになる、と主は言われます。そして、その中に主ご自身が住む、と宣言されます。今日の教会はその群れです。そこにはすべての民族、国語の民が集められています。感謝です。 唄野隆 |