聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ゼカリヤ書 1章

「わたしのしもべ、預言者たちにわたしが命じた、わたしのことばとおきてとは、あなたがたの先祖たちに追い迫ったではないか。」
                     (ゼカリヤ書 1:6)

ゼカリヤはハガイと同時代にユダの帰還民の神殿再建を励ました預言者です。帰還民たちは、ハガイに励まされて、神殿再建に取りかかりましたが、主は、彼らの悔い改めをさらに深め確かなものとするためにゼカリヤを遣わされたのでしょう。ゼカリヤは、“主はあなたがたの先祖たちに「わたしに帰れ。・・・そうすれば、わたしもあなたがたに帰る。」と言われたのに、先祖たちは聞き従わず、主に耳を傾けなかった、彼らも彼らに語った先祖たちも今はどこにいるか、どこにもいない、しかし主が預言者によって命じられた、主のことばとおきてとは、あなたがたの先祖たちに追い迫ったではないか、あなたがたは先祖たちのようであってはならない”と語り、悔い改めの徹底を迫りました。私たちは主のことばを聞いた人の信仰をほめそやし、従わなかった者のかたくなさを非難しますが、主はみことばを聞いた人の反応よりも、主のみことばそのものに目を注ぐように求められるのです。人に目を向けず主のみを見つめることが大切なのです。イエスさまも、「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることはありません。」と言われました(マタイ24:35)。その後ゼカリヤは幻によって、“主はエルサレムをねたむほどに激しく愛され、エルサレムの宮を建て直し、町を繁栄させる、四つの角で示される強大な敵が現れるがその角を打つ者も備えられている”と語ります。「災いを恐れず主のみことばを信頼します。」と祈りました。

                           唄野隆



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