聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ナホム書 3章 「見よ。わたしはあなたに立ち向かう。」 (ナホム書 3:5) ナホムは、「ああ。流血の町。虚偽に満ち、略奪を事とし、強奪をやめない。」とアッシリヤの罪を責め、強大な敵軍が攻め入り、アッシリヤを皆殺しにする恐ろしいさばきが来る語り、「それは、すぐれて麗しい遊女、呪術を行う女の多くの淫行によるものだ。彼女はその淫行によって国々を、その魅力によって諸部族を売った。」とさばきの理由を告げました。アッシリヤは、美しさと性の魅力でひとの財を欺き取る遊女のように、世界の国々を美しい神殿でひきつけ、欺きで富を集め、暴力で支配し、世界の覇者となったのですが、主は、そのアッシリヤに対して、「見よ。わたしはあなたに立ち向かう。」と、その歩みを責め、女性が裸にされ辱められるようなさばきにあわせる、と宣告されました。 “ナイル川のほとりにあったノ・アモンが、クシュとエジプトを支配し、プテ、ルブなどとも同盟して、大いに栄えたが、敵に攻められ、幼子が八つ裂きにされ、高貴な人々が捕囚として連れ去られた、アッシリヤもそうなる”と厳しいさばきを告げられました。アッシリヤは、獅子にたとえられた、強大な武力を誇った国ですが、“敵に攻められたとき、その衛兵や役人はばったのように城壁を埋め尽くしているが、いざ敵が攻め込んでくるとなると、ばったの群れがどこへともなく飛び去るように、みな姿を消す、王はいなくなり、指導者たちは眠りこけ、貴人たちも寝込み、民はちりじりばらばらになる、周囲の国々は、今までいじめられてきたから、助けてはくれない”と言われたのです。主を敵に回すのは恐ろしいことです。 唄野隆 |