聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「主はシオンの山で、今よりとこしえまで、彼らの王となる。」 (ミカ4:7) 今日のミカ書4章では、世の終わりの時、神様がご自分の民を回復される時のことが預言されています。 1節から3節は、イザヤ書2章の2節から4節と殆ど同じ内容です。別の預言者の言葉をミカとイザヤが神様からの霊感を受けて、自分の預言の中に引用したか、あるいは、どちらかが相手の預言を御霊の導きを受けて自分の預言の中に引用したのではないか、と考えられていますがはっきりしたことはわかりません。いずれにせよ、世の終わりの時には、エルサレムが、主を礼拝する中心地になること、そしてそこに世界中の人々が主を礼拝するために集まって来ることがここでは預言されているわけです。 主を礼拝する者は、今は力のない少数派であるかもしれませんが、やがては全世界の人々が、主を礼拝するようになるのです。今、どんなに数が少なくても、どんなに力がなくても、恐れることはないのです。 5節では、他の神々を自分の神とする者は、当座はそれでもやって行けるかもしれないけれども、やがてはやっていけなくなること、それとは反対に主を神とする者は、永遠にそうし続けることができることが言われています。主を神とし、主に従う歩みは永遠の祝福へとそのまま続いて行く歩みなのです。そのような歩みに導き入れていただいたことは、何と感謝なことではないでしょうか。 9節と10節の前半は、一転して、エルサレムの人々がやがて経験するバビロン捕囚についての預言です。しかし、10節の後半以降で言われているように、それも神の民が祝福に与かることになる、神様の御計画の一部でしかないのです。神の民には、たとえ大きな試練があったとしても、最後には豊かな祝福が待っているのです。私たちも、主を信じ、どんな状況の中でも、主に従い抜き、神様が最後に用意して下さっている豊かな祝福、永遠の祝福に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |