聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        ミカ書 7章

「あなたのような神が、ほかにあるでしょうか。あなたは、咎を赦し、ご自分のものである残りの者のために、背きの罪を見過ごされ、怒りをいつまでも持ち続けず、いつくしみを喜ばれるからです。」
                      (ミカ書 7:18)

 ミカは、「ああ、悲しいことだ。私は夏の果物を集める者のよう、ぶどうの取り残しの実を取り入れる者のようになった。」と歌いだし、“イスラエルの幸いな実りを求めたが、彼らは堕落しきって敬虔な人、正しい人は一人も見出せず、民を正しく導くべき役人やさばきつかさは利得を求め、わいろによって道を曲げ、友も信じられず、家族も憎みあう”と嘆きました。そう嘆きながら、彼は、「しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む。私の神は私の願いを聞いてくださる。」と主に祈り、主が答えてくださることを信じました。そのとき、彼は、イスラエルの罪を見、外から彼らを批判する目で見ていたところからその罪人の中に自分を置く姿勢に変えられ、「私は主の激しい怒りを身に受けている。私が主に罪を犯したからだ。」と罪を告白し、「あなたは咎を赦し、ご自分のものである残りの者のために、背きの罪を見過ごされ、怒りをいつまでも持ち続けず、いつくしみを喜ばれる」と救い主を賛美し、「どうか、あなたの杖で、あなたの民、あなたご自身のものである羊を飼ってください。」と祈りました。そのとき彼は、「あなたがエジプトの国から出た日のように、わたしは奇しいわざを彼に見せよう。」と言われる主のみ声を聞き、異邦人も皆、主をおそれる、と語り、主を賛美しました。私たちも同じ信仰を告白し同じ賛美をささげます。

                           唄野隆 



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