聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ミカ書 4章 「主はシオンの山で、今よりとこしえまで、彼らの王となる。」 (ミカ書 4:7) 「終わりの日」についての預言です。初めに主が全世界の主となられること、ついでイスラエルの残りの者の捕囚からの帰還、最後にシオンの娘たちのバビロン捕囚についての預言、が語られます。歴史的順序は逆です。イスラエルもユダもまだ国として栄えていた時期の預言ですから、後世つけ加えられた預言だと言う人もいますが、主は前もって語ることもおできになる御方です。終わりの日には、主の主権は全世界で確立され、異邦人たちも、シオンの山に上り、主のみことばを求めます。すべての民が主を主とするとき、戦争は消えうせ、世界に平和が訪れます。しかし、それは私たちの努力で生み出せるものではありません。私たちは、祈り深く、その日、つまり主の御再臨を、待ち望みます。その日すべての国々の民は自分の神の名によって歩むが私たちは私たちの神、主の名によって歩む、という信仰の姿勢をもって。その前に、捕囚として外国に連れ去られ散らされていたイスラエルの残りの者が集められ、故郷に帰り、シオンの山で主を拝するようになり、昔の王国が回復される、と語られますが、この預言は、イスラエルのバビロンからの帰還で実現しました。ミカが預言していた時代はイスラエルもユダもまだ健在で、バビロン捕囚など予想もできない状況でした。しかし、彼は、ユダは王を失い、シオンの娘たちはもがき苦しみ、バビロンに連れ去られる、と語りました。やがてそのとおりになりました。ですから、終わりの日の預言もそのとおりになると信じることができます。私も、信じて、その日を待ち望みます。 唄野隆 |