聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「なぜ私たちは互いに裏切り合い、私たちの先祖の契約を汚すのか。」 (マラキ2:10) 今日のマラキ書2章は、前半の9節までが祭司に対する神様の裁きの宣告、後半の10節から16節は、結婚関係においてイスラエルの人々が犯した罪の指摘、最後の17節は3章につながる内容、という構成になっています。 10節の「私たち」とはイスラエル民族のことで、11節ではイスラエルの人々、当時から現在にまで至る言い方をすれば、ユダヤ人たちが、他の民族の人達と結婚していることが厳しく責められています。新約聖書コリント人への手紙第二6章14節から16節でも言われているように、信仰を与えられている者は同じ信仰を持った者と結婚することが神様の御心です。そういう結婚を選ぶこと、具体的な生活の中で、御心を選び取って行くことが、特に自分の一生にかかわってくるような選択を目の前にしている時に、断固として御心を選び取って行くことが祝福ある人生へのカギなのです。 13節から16節では、ユダヤ人の多くの男性が、長年連れ沿って来た妻を離縁して、若い女性と結婚していることが罪として指摘されています。15節で言われているように、結婚は神聖なものなのです。好きだから、あるいは得をするからといって結婚し、もう好きでなくなったから、あるいはもっといい人がいるから、といって離婚するようなそういう態度は、神様の御心に反するものです。コリント人への手紙第一7章10節から17節では、すでに結婚しているのであれば、結婚した後、どちらかだけに信仰が与えられて、二人の関係に難しさを覚えるようになったとしても、自分の方から離縁してはいけない、と厳しく戒められています。与えられた結婚、あるいは結婚に代表される人間関係を神様から与えられたものとして、時には、神様から託された重荷として、喜んで担う時、そこに神様は祝福を下さるのです。たとえ相手から期待できるものは何もなくても、そこには、その私たちの忠実さを喜んで下さる神様からの祝福があるのです。その祝福に与かる者とならせていただきましょう。 |