聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マラキ書 3章

「わたしのところに帰れ。そうすれば、わたしもあなたがたのところに帰ろう。」
                      (マラキ書 3:7)

 マラキが主のことばを伝えるたびに、イスラエルは口答えしました。彼等が「悪を行う者もみな主の心にかなっている。・・・さばきの神はどこにいるのか。」と苦情を申し立てたので(2:17)、主は、“主の使者を遣わす、その方は精錬する火、その日だれがそれに耐えられようか”と答えられました。そして、「あなたがたの先祖の時代から、あなたがたは、わたしのおきてを離れ、それを守らなかった。わたしのところに帰れ。そうすれば、わたしもあなたがたのところに帰ろう。」と、彼らの罪を指摘し、悔い改めを迫られました。しかし彼等は、「どのようにして、私たちは帰ろうか。」と言い逆らい、主のものを盗んでいると言われると、「どのようにして、私たちはあなたのものを盗んだでしょうか。」と反駁しました。主は、「十分の一と奉納物によってである。」と答えられました。十分の一は主にささげるべきもの、それなのに彼等は自分の欲望を満たすことを第一にし、十分の一をないがしろにしていました。それは主のものを盗むことでした。また、彼らがかたくななことを言う、という主の御指摘に、「私たちは、あなたに対して何を言いましたか。」と反発しました。主は、「神に仕えることはむなしいことだ。神の戒めを守っても・・・・何の益になろう。」と言ったではないか、と言われました。自分の罪に気づかない鈍感さ自分の罪を認めない頑なさが滅びを招くのです。“自分の罪に気づき素直に悔い改める者としてください”と祈りました。

                           唄野隆



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.