聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マラキ書 2章

「もし、あなたがたが聞き入れず、・・・。」
                      (マラキ書 2:2)

主の祭司たちに対する問責です。“「もし、あなたがたが聞き入れず、もし、わたしの名に栄光を帰することを心に留めないなら、」あなたがたに呪いを送り、祝福を呪いに変える、「もう、それを呪いに変えている。あなたがたが、これを心に留めないからだ。」”、続けて、“主はいのちと平和を約束し、それを祭司に与えた、彼は主を恐れ、真理を語り、平和と公正のうちに主とともに歩み、多くの者を罪から立ち返らせた、彼は主の使いだからだ、”と祭司ほんらいの姿を示し、“しかし、あなたがたは道からはずれ、多くの者をつまずかせ、レビとの契約をそこなった、だから、あなたがたを、すべての民にさげすまれ軽んじられる者とする”と宣言します。さらに、「私たちは、みな、ただひとりの父を持っているではないか。ただひとりの神が私たちを創造したではないか。なぜ私たちは、互いに裏切りあい、私たちの先祖の契約を汚すのか。」と不信の罪を指摘します。主にたいする不信が人の間で最も端的に表れるのが夫婦間の不信、離婚です。マラキは、異教の娘を娶る者、若いときの妻を裏切って離婚する人、を厳しく非難します。「神は人を一体に造られたではないか。・・・あなたの若い時の妻を裏切ってはならない。・・・わたしは離婚を憎む。」と主のことばを伝えます。しかし、彼等は「悪を行う者もみな主のみこころにかなっている。」と、優しそうに見えて実は主の正しさを曇らす裏切りを固持します。私たちの時代も、主に対する恐れを失い、やさしさを装って主の正しさを曇らせる時代ではないでしょうか。

                           唄野隆



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