聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        ヨナ書 3章

「再びヨナに次のような主のことばがあった。『立って、あの大きな町ニネベに行き、わたしがあなたに告げることばを伝えよ。』」
                     (ヨナ書 3:1,2)

 ヨナは、アッシリヤの首都ニネベに行って、悔い改めを迫るように主の召しをいただいたのですが、イスラエルの敵であったアッシリヤの滅亡はむしろ望むところでしらから、主に逆らって、ニネベとは反対のタルシシュ行きの船に乗りました。しかし、大嵐にあって海に投げ込まれ、彼を呑み込んだ大魚の腹の中で、悔い改めました。すると、その魚は、彼を地上に吐き出しました。そのとき、主は、再び彼に語りかけ、ニネベに行って、悔い改めを迫る主のことばを語るように命じられました。アッシリヤの悔い改めを求める主のみこころは堅く、悔い改めたヨナに前と同じ召しが与えられたのです。ヨナを主の預言者として召されたみこころが変わることはありませんでした。後にパウロも言っているように、「主の賜物と召命とは変わることがない」のです(ローマ11:29)。この堅い主のみこころによって私たちの救いも召しも変わることなく、私たちはそのことを確信し、安らぐことができるのです。感謝です。ヨナは自分の愛国心よりも主のみこころを優先するようにはなっていましたが、なおアッシリヤの滅びを願う心が働いていたのでしょう、アッシリヤの滅びを告げる彼のことばは激しく、アッシリヤ人は恐れ、悔い改めました。王が悔い改めの布告を出すほどになりました。彼らの努力をご覧になった主は、思い直して、わざわいを控えられました。主は、異邦人でも、真実に悔い改める者を憐れまれるのです。主の愛をほめたたえて、感謝します。

                             唄野隆



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.