聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「行け。立ち止まるな。遠くから主を思い出せ。エルサレムを心に思い浮かべよ。」 (エレミヤ51:50) 今日のエレミヤ書51章では、昨日の50章に続いて、神様の裁きとしてバビロンが滅亡することが預言されています。 1節では、主が他の国々の人々の霊を奮い立たせることによってバビロンに滅亡をもたらされるということが預言されています。主が全ての人々の思いを支配しておられるのです。人を恐れたり、人に期待したりするのではなく、人の思いを支配しておられる主を恐れ、主に期待し、主に祈るところからことを始めさせていただきましょう。 5節では、バビロンがもう二度と立ち上がれないように裁かれるのと比べて、イスラエルの民が神様から特別のお取り扱いを受けることが述べられています。そむきの罪を重ねて来たイスラエルの民をなおも神様は特別のものとして見捨てられなかったのです。私たちも、神の民とされながらも、罪を犯し、もう自分は神様に見捨てられた、と思ってしまうことがあるかもしれません。しかし、神様は一度神の民とされた者を見捨ててしまうことはされません。自分で自分を見限ってしまうことなく、悔い改めて、主の恵みにすがり、主のもとに帰らせていただきましょう。 45節や50節では、バビロンの滅亡の時には、バビロンから脱出するように、神様がイスラエルの民に呼びかけておられます。70年にわたり住み、それなりの生活を送ってきた場所から離れることは、ある意味で大変勇気のいることであったと考えられます。しかし、主は救いに与かるためには、バビロンから脱出するようにとおっしゃられたのです。私たちも、難しいと感じることがあっても、勇気を持って、それまでの生活を捨て、それまでの生き方を捨て、主を信じ、主に従う、新しい生き方へと進み、救いに、永遠の命に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |